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ロゴランニングのすすめ~新潟シティマラソンを楽しむために~

信濃川沿いをのんびりランニング。新潟気分を存分に味わおう

スタートは新潟市陸上競技場から

新潟市中心部には日本一の大河「信濃川」が流れていますが、その河川敷は「やすらぎ提」と呼ばれ 市民の憩いの場になっています。健康志向の高まりから最近はランニングをする人も増えていますが, このやすらぎ提は絶交のランニングスポットとなっています。

今回は下記の地図のとおり信濃川沿いのやすらぎ提をのんびりとランニングし、コース上でちょっと気になるものや何のためにもならないうんちくを話しながら回っていきます。

スタートは駐車場がある新潟市陸上競技場からです。距離は約10km。練習にはちょうどいい距離ですね。

スタート地点の新潟市陸上競技場
スタート地点の新潟市陸上競技場

陸上競技場を出てやすらぎ提に出ました。

では、まず西に向かってのんびり走っていきますよ! ランニングコースは舗装されていて走りやすいですね。少し走るとまず見えてくる橋は千歳大橋です。全長291.7m。1985年5月に暫定2車線として開通。1994年4月に完成しました(片側2車線計4車線)。今回のランニングコースには橋が何本か掛かっていますのでその都度紹介していきますね。

やすらぎ提。アスファルトになっているので走りやすいです。
やすらぎ提。アスファルトになっているので走りやすいです。

少し走ると対岸にひときわ大きな建物が見えてきました。この建物は新潟の行政機関の中枢「新潟県庁」です。高さ87.3m、地上18階、地下1階となっています。18階は展望回廊になっていて無料で誰でも楽しむことができるようです。行ったことはないですけど・・・。今までは新潟シティマラソンのコースでしたが コースが変わって通らなくなっちゃいましたね。ちょっと残念です。

庁舎内にはレストランもあり、中でも「大助」はボリュームもあり美味しいらしいです。盛りが豪快!魚がおいしい!新潟県庁内の「大助」はお昼にオススメーにいがたレポより

魚が美味しいか・・・。走り始めたばかりなのに早くもおなかが空いてきました~。走り終えるまで我慢、我慢・・・。

新潟県庁です。
新潟県庁です。

千歳大橋を渡って右岸側に出てきました。渡ってすぐのあたりはやすらぎ提のランニングコースがちゃんと整備されていないので歩道を走ることになります。左岸に目をやると、大きなマンションがいくつか建っています。ここ数年、信濃川沿いにマンションの建設が相次いでいますが ここいいんですよねえ。夏に新潟まつりの花火大会があるんですが、特等席で見れるんじゃないでしょうか。

マンションが立ち並ぶ信濃川左岸側
マンションが立ち並ぶ信濃川左岸側

さあさあずんずん進んでいきますよ。左手にはスタート地点の新潟市陸上競技場が見えますね。それにしても天気がいいと本当に気持ちがいいです。

右手にはスタート地点の新潟市陸上競技場がある
天気がいいとほんとに気持ちがいいです。

対岸にりゅーとぴあ。春はランニングコースが桜でいっぱいに

スタートから約3.7キロ地点です。対岸には新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」が見えます。りゅーとぴあは平成10年10月に開館したホール施設で館内にはコンサートホール、能楽堂、劇場等があります。屋上が緑になっているのがわかりますか。 りゅーとぴあの屋上は庭園になっているんです。のんびり散歩するにはもってこいの場所ですね。またりゅーとぴあは白山公園に隣接しているんですが 春になると写真のとおり桜が満開になりすごくきれいなんですよ。

新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」
新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」
桜が満開になった空中庭園
桜が満開になった空中庭園
桜が満開になった空中庭園
桜が満開になった空中庭園

ちなみにりゅーとぴあだけでなく、このやすらぎ提にも桜の木が植えられていまして、春になると川沿いを桜で埋め尽くします。なので、ランニングするのはこの季節が一番いいと個人的には思います。

桜が満開になったやすらぎ提左岸と花見を楽しむ市民
桜が満開になったやすらぎ提左岸と花見を楽しむ市民
桜が満開になったやすらぎ提左岸
桜が満開になったやすらぎ提左岸

さてさて、さらに進んでいきますよ。

信濃川沿いには高層マンションがいっぱい
信濃川沿いには高層マンションがいっぱい


八千代橋から萬代橋へ 新潟市の中心部を走ります。

八千代橋から萬代橋へ 新潟市の中心部を走ります。
 

だいぶ走ってきました。左岸側に比べ少々寂しかった右岸側にも大きな建物が見えてきました。この辺りでスタートから4.3kmぐらいです。 目の前に見えてくる橋が八千代橋になります。1962年12月1日に開通した全長307.4mの橋になります。萬代橋と昭和大橋に挟まれた片側1車線の地味な橋ですが 市民の生活の足にはかかせない橋となっています。写真ではちょっとわかりづらいですが、橋のたもとには、NST(新潟総合テレビ)の本社が建っていますね。

八千代橋周辺
八千代橋周辺

左岸側に目をやると上階部がひし形の変わった高層ビルが見えると思います。この建物はNEXT21という商業施設です。この場所には昔新潟市役所がありましたが 老朽化し手狭になったため、学校町のほうに移転しました。その後再開発により1993年5月に地上21階、地下3階のNEXT21が完成しました。当時は1階から4階まで ラフォーレ原宿新潟が入っていたため、たくさんの若者で賑わっていましたが、2016年1月31日に撤退し以前の活気はなくなりました。新潟市の商業地区は万代・駅周辺、そして古町周辺とありますが 郊外に大型商業店舗ができたことや高齢化等の要因もあると思いますが、特に古町周辺の活気がなくなったように感じます。ただ、学校町に移転していた新潟市役所の中に中央区役所が入っているんですが その中央区役所がなんとNEXT21に移転するらしい。これが呼び水になって古町が発展することを密に期待しています。

上層部がひし形の変わったビルはNEXT21です
上層階がひし形の変わったビルはNEXT21です

さて話を戻しまして萬代橋が見えてきましたねえ。その奥には朱鷺メッセも見えてきました。さらに奥には佐渡汽船も小さいながら見えてきましたよ。

萬代橋と朱鷺メッセ
萬代橋と朱鷺メッセ

萬代橋は国の重要文化財に指定されている新潟市のシンボルというべき橋です。現在の萬代橋は3代目で昭和4(1929)年に架けられました。初代の萬代橋は明治19年に完成しましたが明治33年 明治41年3月8日の新潟大火により半分以上焼け落ちたため、2代目萬代橋に建て替えられました。その2代目萬代橋は分水路通水により川幅が3分の1まで縮小したため、新たに永久橋として現在の萬代橋になったそうです。 この萬代橋は古町と万代・新潟駅を結ぶ交通の要ともいうべき橋です。6連のアーチが見事で昭和39(1964)年の新潟地震にも耐えた強固な橋でもあるんですね。 (参照:萬代橋130周年記念特設サイト

国の重要文化財 萬代橋
国の重要文化財 萬代橋
夜の萬代橋もいい雰囲気
夜の萬代橋もいい雰囲気
萬代橋のたもとにある新潟日報メディアシップ
萬代橋のたもとにある新潟日報メディアシップ
メディアシップ展望フロアから萬代橋を眺める
メディアシップ展望フロアから萬代橋を眺める

上の写真は新潟日報メディアシップという地上20階105mある高層ビルです。新潟日報の本社ビルですが、飲食テナントやオフィスフロアもある複合施設になっています。19・20階は展望フロアになっています。 佐渡のPRコーナーもありますので是非お立ち寄りください。



柳都大橋からやすらぎ提左岸を走ります

柳都大橋からやすらぎ提左岸を走ります

最後の橋は「柳都大橋」になります。今までの橋の中で最も新しく、平成14年に架けられました。橋の名称は一般公募され、1万通以上の応募の中から「柳都大橋」に決定しました。 柳都というだけあって、市内の街路樹に柳の木を用いているところがあります。この柳都大橋の開通により、渋滞することが多かった萬代橋の交通量が分散され、混雑緩和に一役買っています。

柳都大橋
柳都大橋

やすらぎ提左岸を下流に向かって走ると、対岸に朱鷺メッセが見えてきます。高さは143mで新潟で一番高いビルとなります。31階にはBefcoばかうけ展望室 があり、新潟市内を一望できる観光スポットとなっています。展望室の利用は無料なので時間があるときに足を運んでみるのもいいでしょう。

朱鷺メッセ
朱鷺メッセ コンサートやイベント期間中多くの人で賑わう

新潟市陸上競技場から約7㎞弱。やすらぎ提左岸の折り返し地点です。この場所から、対岸の朱鷺メッセやカーフェリーを眺めることができ、個人的に新潟市で一番景色の良いところではないかと思います。 疲れた体を休ませ、ストレッチしてから新潟市陸上競技場を目指しましょう。

折り返し地点
折り返し地点。ここから見る対岸の景色はすばらしい

新潟市歴史博物館「みなとぴあ」です。写真は本館ですが、敷地内には大正15年5月に起工され、昭和2年10月に竣工された 旧第四銀行住吉町支店が移設復元されています。昭和初期の貴重な建物として2005年(平成17年)に国の登録有形文化財に指定されています。1階には、ぽるとカーブドリッチが出店しており、歴史ある建物を有効活用しています。

新潟市歴史博物館みなとぴあ
撮影場所の新潟市歴史博物館「みなとぴあ」

対岸に佐渡汽船がありますので、時間によっては出港の様子が見れます。あまり広くない川幅をぐるっと1回転する切り替えしは迫力があって、見応え十分ですよ。出港の時間は9:20、12:35、16:00、19:30ですので少し早めに着くといいでしょう。

カーフェリーの切り替えし
対岸からみるカーフェリーの切り替えし

さあ、陸上競技場までもう少し。進んでいきましょう。写真のように地面が板敷になっていて、その上を走るとギシギシと音がするところがあります。脚にかかる衝撃を吸収して実は走りやすいんですよね。

意外と走りやすい板敷
意外と走りやすい板敷の地面

信濃川ギャラリーなるところを発見!!写真を撮ってみると・・

信濃川ギャラリー
信濃川ギャラリー

うーん。そうでもなかった・・・。もう少し萬代橋寄りのほうがいい感じに撮れると思います。

信濃川ギャラリーからの風景
信濃川ギャラリーからの風景

トイレです。コース上に何か所かありますが、結構しっかりとした建物になっています。

やすらぎ提にあるトイレ
やすらぎ提にあるトイレ

萬代橋に近づいてきました。ここは、ウォーターシャトルの発着場になっています。発着場はコース上に何か所かありまして、一日フリー乗車券で1,800円とリーズナブル。観光循環バスとセットで利用すると1日フリー乗車券が300円割引となり大変お得です。新潟気分を味わいたいなら是非ご利用ください。

ウォーターシャトルの発着場
ウォーターシャトルの発着場

ランニングに関係ない話をしてしまいました。これでも観光サイトなので多少の脱線をお許しください。では気を取り直して進んでいきましょう。ちなみに下の写真は、NGT48の「MAXとき315号」のロケ地です。PVでここで踊っていましたよね。

新潟市歴史博物館みなとぴあ
撮影場所の「新潟市歴史博物館みなとぴあ」

萬代橋を超えましたー。残りはもう少しです。

萬代橋を過ぎたあたり
萬代橋を過ぎた辺り

やすらぎ提は市民ランナーの最高の練習場所ですね。休日になると皆ここで練習をして汗を流しています。今回は紹介しませんが、新潟島をぐるっと一周する15キロのコースもありましてこちらのコースもおもしろいんですよね。

やすらぎ提を走る市民ランナー
休日になると多くの市民がランニングし汗を流しています

沿道のチューリップがきれいです。

綺麗に咲くチューリップ
チューリップがきれいに咲いています

トイレです。自販機もありますので、乾いた喉を潤しましょう

やすらぎ提にあるトイレ2
やすらぎ提にあるトイレ2

走っていると不思議な石碑を発見しました。石碑の2つマークが描かれていますが、左側のマークは新潟市の市章です。右側のマークはロシアのハバロフスクの市章なんですね。ハバロフスクの市章にはトラと熊が仲良く手を握っているようなかわいい絵が描かれています。ハバロフスクは新潟市と姉妹都市提携を結んでいるようでして、この石碑は姉妹都市提携40周年を記念し設置したもののようでした。

新潟市・ハバロフスク姉妹都市提携40周年を記念し設置された石碑
新潟市・ハバロフスク姉妹都市提携40周年を記念し設置された石碑

昭和大橋は1964年(昭和39年)6月16日の新潟地震の際に落橋した橋なんです。マグニチュード7.5という猛烈な揺れに耐えれなかったんでしょうね。いやはや地震は恐ろしいものです。日頃から備えをしっかりとしておこうと気持ちを新たに走り始めました。

昭和大橋と新潟地震
昭和大橋と新潟地震
今の昭和大橋
今の昭和大橋

走っていると変わった像がありました。夜とか知らずに走っていたらビクッとしますよね。この木を抱えて座っている像はアート作品なんです。新潟市では水と土をテーマにした芸術祭をやっていまして、この像はその時に作られた作品とのこと。親に怒られてすねた子供のように見えるのは私だけでしょうか?お母さん「早くご飯食べなさい!!」子供「いい!いらないもん!!」てな感じですかね。はたまた、日曜日笑点をみながら、「はぁぁぁぁぁー。明日仕事行きたくねぇぇぇ・・・」と心の中でつぶやいているお父さんのようにも見えてきます。人によっていろんな見方ができる作品。(きっと作者はそんなこと思っていないでしょうけど・・・)アートって素晴らしいですね!

水と土の芸術祭のアート作品
水と土の芸術祭のアート作品

「りゅーとぴあ」まで来ましたー。もうちょっとだー。

りゅーとぴあ
りゅーとぴあ

トイレです。どれもしっかりとした造りですね。

新トイレ3
しっかりとした造りのトイレ

高校生も部活で走ったりしています。芝生が広いのでゴロンと寝転がると気持ちいいです。

新やすらぎ提の風景
やすらぎ提の風景

JR越後線です。右手にはスタートした新潟市陸上競技場があります。ここでゴールとなります。さて、約10キロのやすらぎ提ランニングコース、いかがだったでしょうか。坂道もなく平坦なコースで、初心者の方でも無理なく走れるので、超おすすめします。市民の方も新潟マラソンに参加するため市内のホテルに宿泊する方も、練習がてら走ってみてください。長いページになってしまいましたが、最後まで見ていただきありがとうございました。

新潟市歴史博物館みなとぴあ
撮影場所の「新潟市歴史博物館みなとぴあ」