それぞれの民家などで保管しているひな人形をこの期間だけ展示し市民や観光客の目を楽しませる、といえば新潟県村上市の「町屋の人形さま巡り」。いまや全国区になり、多くの観光客が訪れるようになりました。また、風情ある街並みにしようと昔ながらの黒壁に戻すなど、一つのイベントが地域活性化につながった成功事例の一つと言えるでしょう。
ちょっと話はそれましたが、ここ佐渡でも民家や商店、旅館などで保管されていたひな人形をこの期間に展示し、観光客の皆さんに楽しんでもらおうというイベントが両津と相川で開催されています。
わたしは昨年相川のひなさんめぐりに行ってきましたので、ちょっとだけご紹介します。
まず歩いて回ることを想定している方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと厳しいかもです。展示場所はある程度固まってはいますが、離れた所にもいくつかありますので・・・。全部見たい方はシャトルタクシーに乗るのがいいかもしれませんね。1日乗り放題で200円。安いです!乗車券は佐渡会館、ひなまつり案内所、タクシー車内で購入できます。
それで、実際見て回ったところですが、まず春日神社能舞台に行きました。人の気配がしなかったのでおそるおそる開けてみると、中にはたくさんのひな人形が飾られていました。また人もいるのでひな人形についてちょっとした説明を聞くこともできます。
次に向かったのが伊藤家のお宅です。ここは享保年間初期のおひなさまということです。詳しいことはわかりませんが、春日神社で見たおひなさまよりも年季が入っていて趣があります。しかし、江戸時代のおひなさまがまだこうして一般の民家にあるというのは正直驚きです。「佐渡の人は物もちがいいんですね〜」ではすまない期間ですね。
最後に回ったところが岩佐家のお宅です。ここはちょっと離れていますので歩いて行くのは大変です。でも行く価値はあると思います。ここでは江戸時代の人形のほか三国志の人形、神功皇后の人形などが置いてあります。また一つ一つ丁寧に説明をしてくれますので、勉強になります。
ということで、簡単な紹介になりましたけれど、まだまだひな人形を飾っているところはたくさんあります。ちょっと気になったいう方は、こちらの公式ホームページをご覧ください。PDFのマップもあるので印刷すれば散策に大変便利です。
両津でも「両津お宝・おひなさまめぐり」をやっています。佐渡汽船乗り場から歩いて10分くらいのところですので、船まで時間がある方や両津に宿泊される方にはちょうどいいと思います。
詳しくはこちら佐渡観光協会ホームページ
3月はさどの日。週末の宿泊が1泊朝食付で3,300円から!この機会にぜひ佐渡にお越しください。
詳しくはこちら佐渡観光協会ホームページ